流尾真衣
Mai Nagareo,CEMBALO
東京都出身。4歳からピアノをはじめ、バッハの作品がきっかけとなり14歳からチェンバロを始める。
東京藝術大学音楽学部古楽科に入学後はチェンバロでのソロおよびアンサンブル演奏のほか、オペラ等声楽作品のピアノ伴奏にも積極的に取り組む。同大学院修士課程在学中はG.フレスコバルディのトッカータと当時のマドリガーレとの関係についてまとめるなど、言葉と音楽の関わりを中心に研究した。
現在はバロック音楽を軸としながらも作品の時代・ジャンルにとらわれず活動を展開。演劇、舞踊のほか近年では特に美術作品とのコラボレーションも多く、これまでにそごう美術館、神奈川県民ホールギャラリーにてJ.フェルメール、ウィリアム・モリス、大山エンリコイサムなど様々な時代の作品空間とリンクしたプログラムを演奏、好評を博した。また、0歳から聴けるバロックコンサートや学童期の子どもたちへのレッスンにも取り組む。2021年、ソロリサイタルシリーズ”Profilo”をスタート。
チェンバロと通奏低音を鈴木雅明、大塚直哉、上尾直毅、平野智美、Christine Schornsheimの各氏に師事。ニコラス・パール、グレン・ウィルソン、リナルド・アレッサンドリーニ、アーポ・ハッキネン各氏のマスタークラスを受講。オルガンを徳岡めぐみ、小島弥寧子、アンサンブルを鈴木秀美、若松夏美、福澤宏の各氏に師事。東京藝術大学より安宅賞、アカンサス音楽賞を受賞。在学中より現在までバッハ・コレギウム・ジャパンの合唱練習伴奏者を務めるほか、2022年からはヘンデル《メサイア》、J.S.バッハ《マタイ受難曲》公演等に出演。
アルル音楽教室チェンバロ講師、アンサンブル室町メンバー、日本チェンバロ協会会員。